
2026年にフルリフォームを検討しているものの、実際の費用相場がどのくらいなのか分からず、不安を感じていませんか。
ここ数年は材料費高騰や人件費の上昇が続き、以前に聞いた相場感のままでは、予算計画に大きなズレが生じるおそれがあります。
そこでこの記事では、2026年時点のフルリフォーム費用相場の目安と、戸建てやマンションといった建物の種類、工事範囲の違いによる金額差を分かりやすく解説します。
あわせて、材料費高騰がどのように見積書へ反映されるのか、そして費用を賢く抑えるための考え方や注意点も整理します。
これからリフォーム会社へ相談する前に読んでおくことで、見積内容を冷静に比較しやすくなり、自分に合った判断がしやすくなるはずです。
2026年フルリフォーム費用相場の全体像
2026年時点で、戸建て住宅をフルリフォームする場合の費用相場は、おおむね500万円〜1,500万円程度の幅があります。
水回り設備の交換や間取り変更、断熱改修などをどこまで行うかによって、必要な工事量と費用が大きく変わります。
また、戸建ては基礎・構造部分の補修が必要になるケースも多く、その有無が総額に与える影響も小さくありません。
こうした条件を踏まえて、まずは全体の相場感を押さえておくことが大切です。
一方で、分譲マンションのフルリフォーム費用相場は、概ね400万円〜1,200万円程度に収まるケースが多いです。
マンションは共用部分との取り合いや管理規約の制約がある一方、構造躯体を触らない範囲での工事が中心となるため、戸建てよりも費用が抑えられる傾向があります。
ただし、専有部分内での配管更新や床の防音性能確保など、マンション特有の追加費用が発生する場合もあります。
このため、同じフルリフォームといっても、建物の種類によって費用構成や注意点が異なります。
次に、延床面積や工事範囲による費用差を見てみます。
一般的に、床面積が広くなるほど仕上げ材や設備の数量が増えるため、フルリフォーム費用は段階的に高くなります。
また、表層リフォーム中心(内装仕上げや設備交換が中心)の場合と、スケルトンリフォーム(内装をほぼ解体して配管・配線から更新する工事)の場合とでは、総額が数百万円規模で開くこともあります。
どこまで解体し、どの範囲を入れ替えるのかを整理することで、必要な予算の目安が見えやすくなります。
| 建物種類 | フルリフォーム費用相場 | 主な費用増減要因 |
|---|---|---|
| 戸建て住宅 | 約500万〜1,500万円 | 構造補修の有無 |
| 分譲マンション | 約400万〜1,200万円 | 管理規約と配管条件 |
| スケルトン工事 | 表層より高額傾向 | 解体範囲と設備更新 |
なお、2021年頃から2026年にかけては、建築資材価格と人件費の上昇が続き、リフォーム工事費全体が右肩上がりの傾向にあります。
国の統計や建設物価指数をみると、木材や鉄鋼、内装材などの価格上昇に加え、建設技能者の労務費も上昇しており、工事費指数も高い水準を保っています。
その結果、同じ工事内容であっても、数年前と比べて総額が1〜2割程度高くなる事例が増えています。
2026年にフルリフォームを検討する際は、こうした物価と人件費の動きを踏まえて、最新の相場感を確認することが重要です。
材料費高騰が2026年の費用相場に与える影響
まず、建築資材の価格動向を押さえておくことが大切です。
国土交通省の建築着工統計や建築物リフォーム・リニューアル調査、建設物価調査会の建築費指数などでは、2021年以降、木材や鉄鋼、内装仕上げ材の価格が大きく上昇したことが示されています。
いわゆる「ウッドショック」の影響が落ち着いた後も、木材価格はコロナ禍前より高い水準で推移しており、鉄筋や鋼材、断熱材、内装材なども同様に高止まり傾向が続いています。
その結果として、リフォーム工事費指数も2021年頃から2024年にかけて上昇し、2026年時点でも全体としては下がり切っていない状況です。
次に、フルリフォーム総額の中で、材料費と人件費、諸経費がどの程度の割合を占めるかを理解しておく必要があります。
国土交通省の住宅経済関連データや民間の積算資料では、住宅リフォーム工事の構成として、おおむね材料費が全体の3~4割前後、職人の人件費を含む施工費が4~5割前後、残りを諸経費が占めるとされています。
つまり、材料費だけでなく、現場で作業を行う職人や現場管理にかかる人件費、工事に付随する諸経費も、フルリフォーム費用を左右する大きな要素です。
特に近年は建設技能者の高齢化や人手不足の影響から、労務費の上昇が続いており、フルリフォーム全体の金額にも直接反映されやすくなっています。
さらに、2024年以降の建設資材高騰は一時期に比べると落ち着きつつあるものの、すべてが元の水準に戻ったわけではありません。
建設物価調査会の公表データなどを見ると、木材や鉄筋、配管材料、断熱材、内装仕上げ材など、品目によっては高値圏が続き、2026年時点でも高止まりしている分野があります。
そのため、フルリフォームでは、構造躯体や設備機器、断熱改修など、資材を多く使用する工事ほど、材料費高騰の影響を受けやすい状況です。
一方で、工法や仕様の見直し、工事範囲の精査によって、材料費や人件費のバランスを調整しやすい部分もあるため、どの部分に重点的に費用をかけるかを検討することが重要になっています。
| 項目 | おおよその割合 | 材料費高騰の影響度 |
|---|---|---|
| 材料費 | 総額の3~4割 | 価格上昇の直接要因 |
| 施工費 | 総額の4~5割 | 人件費上昇で増加 |
| 諸経費 | 総額の1~2割 | 物価上昇でじわり増 |
2026年にフルリフォーム費用を賢く抑える7つのポイント
2026年にフルリフォームを検討する場合は、限られた予算の中で「どこにお金をかけるか」を整理することが重要です。
まず、耐震性や断熱性など住まいの性能に関わる工事と、デザイン性を高める内装工事を分けて考えると判断しやすくなります。
そのうえで、家族構成や今後の住み方を踏まえ、間取り変更や設備更新など、生活のしやすさに直結する部分を優先することが大切です。
優先順位を明確にすることで、不要な工事を減らし、総額を抑えやすくなります。
次に、材料や設備のグレードを見直すことも費用を抑える大きなポイントです。
水まわり設備や内装材は、上位グレードから標準グレードに変更するだけで、見た目や機能性を保ちながら数十万円単位の削減につながることがあります。
また、床や壁の仕上げ材は、耐久性が必要な場所と、そうでない場所でグレードを分けると、無理なくコストダウンが可能です。
このように「全部最高にする」のではなく、「使い方に合った仕様を選ぶ」意識が、2026年の高止まりした相場の中では特に重要になります。
さらに、国や自治体の補助金や減税制度を上手に活用することで、自己負担額を抑えることができます。
省エネ性能向上リフォームやバリアフリー改修などは、要件を満たせば補助金や所得税の控除が受けられる制度が用意されています。
ただし、申請期限や対象工事の条件、工事完了後の手続き方法などは制度ごとに細かく定められているため、事前の情報収集が欠かせません。
早めに制度内容を確認し、補助対象となる工事を計画に組み込むことで、同じ工事内容でも実質的な負担を減らしやすくなります。
| 費用を抑える視点 | 具体的な工夫例 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 工事範囲の優先順位整理 | 性能向上を最優先し内装は必要部分のみ | 不要工事の削減による総額抑制 |
| 材料グレードの見直し | 水まわりや内装材を標準仕様に変更 | 仕上がりを保ちつつ数十万円削減 |
| 補助金・減税の活用 | 省エネ改修やバリアフリー工事を計画的に実施 | 補助金と税負担軽減による実質費用低減 |
2026年にフルリフォームを検討する人が押さえるべき注意点
まず、見積書の内訳を丁寧に確認することが大切です。
国土交通省や民間調査のデータでは、近年の建設工事費は材料費・労務費・その他経費の合計が全体で約2割前後上昇しているとされています。
特に、建設資材の高騰や公共工事設計労務単価の引き上げにより、材料費と人件費の比率が高まっている傾向があります。
そのため、見積書では、材料グレードや施工手間に応じた単価が妥当かどうかを、項目ごとに確認する視点が重要になります。
次に、追加工事や設計変更がどこで生じやすいかを把握しておくことが重要です。
リフォーム工事費指数の説明資料でも、調査の前提として、工事内容の変更や仕様の追加が発生すると工事費が増加しやすいことが示されています。
特に、水まわりの配管や電気配線、構造部分の補強などは、解体後に不具合が見つかりやすく、追加費用の原因になりやすい箇所です。
このため、事前に優先したい工事項目や仕上げのグレードを家族で整理し、変更が生じた場合の上限予算を決めておくと、想定外の負担を抑えやすくなります。
さらに、2026年の相場感と将来の価格動向を踏まえた実施時期の判断も欠かせません。
建設資材の価格は2021年以降に急激に上昇し、その後も高止まり傾向が続いており、労務費も公共工事設計労務単価が十数年連続で引き上げられるなど上昇基調が続いています。
農林水産省や国土交通省の資料では、資材と労務費を合わせた建設コストが、数年間で2割以上上がったと試算されており、今後も急激に下がる見通しは示されていません。
したがって、老朽化が進んでいる住まいでは、先送りして補修範囲が広がるリスクも考え、必要な性能向上と費用負担のバランスを見ながら、数年単位で計画的にフルリフォームの時期を検討することが重要です。
| 確認項目 | 重視したいポイント | 見落としやすい点 |
|---|---|---|
| 見積書の内訳 | 材料費と施工費の妥当性 | 諸経費や仮設費の内容 |
| 追加工事の可能性 | 水まわりや構造部分 | 配管や配線の老朽化 |
| 実施時期の判断 | 資材・労務費の高止まり | 先送りによる劣化拡大 |
まとめ
2026年のフルリフォーム費用は、材料費や人件費の高止まりにより、以前よりも高い相場で推移しています。
だからこそ、延床面積や工事範囲をしっかり整理し、必要な部分と優先度の低い部分を見極めることが重要です。
また、材料グレードの選択や仕様の見直し、省エネリフォーム向けの補助金・減税を上手に組み合わせることで、総額を賢く抑えられます。
当社では、最新の相場と補助制度を踏まえた見積りと資金計画のご相談を無料で承っています。
2026年にフルリフォームを検討中の方は、まずはお気軽にお問い合わせください。




